マリオットの旧トラベルパッケージですが、7泊の宿泊権+マイルはアラスカ航空マイルに交換してありました。今回はこのアラスカ航空マイルで来年(2019年)夏の家族旅行のフライト手配をしました。
行先は~
モルディブです~ パチ!パチ!
写真はウェスティン・モルディブ・ミリアンドゥーリゾート 出典:マリオットHP
- アラスカ航空マイルを使った特典航空券のお得度
- 座席の確認
- アラスカ航空コールセンターでの発券
- アラスカ航空コールセンターAI攻略法
- もう一つの困難、座席がない
- 英語の発音が悪い私のオペレータとのやり取りのこつ
- 結果
アラスカ航空マイルを使った特典航空券のお得度
アラスカ航空のマイレージを使って提携先のキャセイパシフィック航空のフライトが取れます。
以下がアラスカ航空マイルを使ったキャセイ便(CX)のアワードチャート
なにこれ、めっちゃお得じゃないですか。というのが始まりでマリオットの旧トラベルパッケージ、アラスカ航空のマイルに交換したのでした。
でも、問題はちゃんと席がとれるかどうか。
これが、結構ハードル高かったです。
なぜならキャセイ便はアラスカ航空のホームページではできなくてコールセンターでしかできないからです。
アラスカ航空以外だと、ブリティッシュエアウェイズ(BA)、日本航空(JAL)、全日空(ANA)等のマイルを使っても特典航空券でモルディブまで行けます。
ちなみに、エコノミーで東京-マレ間往復一人あたり、それぞれいくらかかるか調べてみると、
BA マイル キャセイ便 45,000 Avios + 36,390 円
JAL マイル キャセイ便 40,000 マイル+ 36,290 円
ANA マイル シンガポール航空便 38,000マイル+ 9,770円
有償 キャセイ便 58,000+ 36,330(燃油等)= 94,330円
アラスカマイル キャセイ便 25,000マイル+169.2US$ (約19,200円)
それぞれマイルの価値、ANA 2円/マイル, JAL 2円/マイル, アラスカ 2.1円/マイル、BA 1.3円/AVIOSを考慮すると、
注:このマイル単価は私個人のマイル入手料を元にした個人の感覚的指標です。
BA マイル キャセイ便 約95,000円
有償 キャセイ便 約95,000円
アラスカマイル キャセイ便 約71,700円
こうやって比較すると、やはり、アラスカ航空がやっぱりお得ですね。有償の2/3くらい。
BAマイルやJALマイルなんかは有償でチケット買った方がお得という現実。
ANA マイル シンガポール航空便は燃油サーチャージ+諸税のトータルが9,770円というのが安くてびっくり。どうやら現在シンガポール航空は燃油サーチャージ課していないようですね。
アラスカ航空のマイレージプログラムは燃油サーチャージないのがやはり安く上がった大きな要因だと思います。
その他費用の169.2US$の内訳は以下になります。
空港施設使用料+税金 $129.20
Hong Kong Air Passenger Departure Tax $15.30
Hong Kong Airport Construction Fee $29.30
Hong Kong Airport Passenger Security Charge $11.40
Japan Passenger Security Service Charge $4.60
Japan Passenger Service Facilities Charge International $18.60
Maldives Airport Development Fee
International Departures $25.00
Maldives Airport Fee $25.00
アラスカ航空発券手数料
Booking Fee: $25.00
Ticketing Fee: $15.00
本当はエコノミーじゃなくてビジネスの方がもっとお得なんでしょうが、問題は席が取れるかどうか。我が家は総勢5名なので、ビジネスだとほぼ5名分一気に席押さえるのはノーチャンスだし、アジア線ならフライト時間短いので問題ありませんしね。
座席の確認
まず行うのが空席の確認です。
空席の確認は提携しているブリティッシュエアウェイズやJALのホームページからできます。両方試したけどブリティッシュエアウェイズのほうが使い勝手が良かったです。
ブリティッシュエアウェイズのホームページで確認すると、
行き
帰り
のように5名分の空席がある日は確認できました。
アラスカ航空コールセンターでの発券
つぎに問題のアラスカ航空コールセンターへ電話しての発券です。JAL等の航空券はアラスカ航空ホームページから出来ますが、キャセイ(CX)とラタム航空(LA)はコールセンター発券しかできないんですよね~
これが一番の難関ですよね。英語得意な人は問題ないのでしょうが、私の英語能力TOEIC 500点程度なので、つらかったっす。
アラスカ航空コールセンターの電話番号は
+1-800-503-0101
良いところは24時間OKなところ。素晴らしいです。なので、いつ電話してもOK。あと、あまり待たされたことはありませんでした。特に日中かけたから向こうは夜だったのもあるかも。24時間対応はJAL, ANAさんも見習ってほしいですね。
で、電話すると、
ここでビックリ! いきなり最初の対応がAIでした。SiriやアレクサのようなAIが最初に会員番号や用件を聞いてきたのです。
で、問題は私の発音が悪いのか、AIが私の言っていることを全く聞き取れず、何回言ってもAIに“Sorry, I did not get that.” と繰り返えされます。
ここでかなり凹みました。AIに担当者だせや" Change to Operator!"と言っても、“Sorry, I did not get that.” とえんえん切り返されます。
ただ、そのAIも”I don’t know.“という言葉だけは直ぐに理解してくれました。
で、何回かかけなおしてAIを攻略する方法が分かってきました。
アラスカ航空コールセンターAI攻略法
- 電話を掛けたらまず、アラスカ航空の会員番号を電話の数字番号で打ち込む。私は最初は会員番号を口で言っていましたが、AIはまったく聞き取ってくれず、埒があきませんでした。しかし、何回か聞いていると口頭で言うか番号を打ち込めといっているように聞こえ、会員番号を電話機で数字で打ち込むとクリアできました。
- つぎにAIはどんな用件かを聞いてきます。フライト予約、変更等々。ここでも最初、口頭で特典航空券を発券したいんだ” I’d like to book award flight.” と言ってもまったく聞き取ってくれません。私みたいに聞き取ってもらえない人はAIに何聞かれても” I don’t know.”を繰り返しましょう。”I don’t know.”だけは良く聞き取ってもらえます。これを2、3回繰り返すとAIはあきらめて?オペレータに代わってくれます。
オペレータとのやり取り
AIを攻略してようやく今度はオペレータとのやり取りに進みます。
オペレータさんによって順番は違いますがやり取りはだいたい以下のように進みました。
- 特典航空券を取りたい旨を伝えます。 ”I’d like to book award flight.”等
- 会員番号を聞かれますので会員番号を教えます。
- 次にどこに住んでいるかを向こうはだいたい聞いてきますので、ここらへんで、具体的にこちらの取りたい特典航空券の情報を伝えます。次の情報を伝えるとスムーズだと思います
- 日本に住んでいる。東京、大阪、名古屋等出発地の空港を言えばいいと思います。
- キャセイ便(CX)であること。
- 席数
- どこ発、どこ行きか。事前に探しておいたフライトを伝えます。
- 往路出発日、復路出発日
座席数とかは最初に言っておかないとオペレータは1名で探していて後で5名と伝えると再検索したり2度手間になる羽目になります。
これらの情報を伝えると、オペレータが空席を探してくれます。
もう一つの困難、座席がない
私の場合、事前にブリティッシュエアウェイズで空席を確認しておいたフライトをオペレータに伝えましたが、どうやら、ブリティッシュエアウェイズのホームページで確認できる空席とアラスカ航空の持っているキャセイの席数が違うようで、1回目、2回目の電話では5名分席を取れませんでした。5名ではだめなのかと4名に減らしたり、前後の日の空を調べてもらったりしましたが、まったくダメダメでした。これを2回繰り返して、もうあきらめモードでしたが。。。
あきらめきれずに、もう一度、かけてみました。オペレータさんは複数いて毎回違う人でした。1人目はちょっと人のことを言えませんが英語が怪しい非ネイティブ系の男性、2人目は発音流暢な女性、3人目はいつも鼻をすすっているおばちゃんでした。
3人目の人なぜか一言しゃベル前に鼻をズーズーすすります。
鼻をすする音にこれは外れかなと思っていたんですが、このおばちゃんがかなり優秀でした。前の2人でダメだったCX便、東京―モルディブ5名分空席見つけてくれたんですね。
ただ、香港でのトランジットがかなり長い乗継便でした。
たぶん前の2人は経由地でトランジットが長い便は見ていなかったのか?と推測
希望の便とは違い香港でのトランジットが長い便でしたがあるだけでよしということで一気に発券しました。
ちなみにアラスカ航空は発券後24時間以内であれば手数料なしで、キャンセルできますが、それ以降は、キャンセル、変更等は125ドルかかります。
発券時に向こうから聞かれたことは以下です。
- ファーストネーム、ファミリーネーム
- 生年月日(西暦)
- 諸税+発券手数料を決済する際のクレジットカード情報
英語の発音が悪い私のオペレータとのやり取りのこつ
オペレータとのやり取りで、たとえば、名前なんかをアルファベットで一文字ずつ言っていくんですが、これがまた聞き取ってもらえません。
“M”, “N”, “L”は致命的で、時には”A”とかもあやしいです。
どうやら私の英語はアルファベットの発音からやり直したほうが良いようです。
でも、今からアルファベットの発音からやり直している時間はありませんので、必殺技?を使います。
必殺技とは、フォネティックコード(phonetic code)を使う方法です。
Aだとアルファー、Bだとブラボーというやつです。昔の戦争映画でたまに出てきますよね。昔は通信状況が悪くて聞き取りにくかったのでしょう。そう、双方聞かせ聞き取りにくい時、この技が効きます。
文字 |
使用する語 |
文字 |
使用する語 |
文字 |
使用する語 |
Zero |
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One |
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Two |
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Three |
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Four |
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Five |
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Six |
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Seven |
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Eight |
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Nine |
こうすることによって、オペレータさんもこちらのつたない発音を聞き取ってくれます。
あとは、空港は空港コードで伝えると分かりやすいです。
例えば東京はTYO (Tango, Yankee, Oscar), 羽田はHND(Hotel, November, Delta)、成田はNRT(November, Romeo, Tango)
東京を使うと成田空港と羽田空港を同時に含みます。
あと、今回は、行先はモルディブのマレなんで空港コードはMLE(Mike, Lima, Echo)ですね。
無事発券できたら、オペレータさんがアラスカ航空とキャセイ航空のコンファメーションコードを教えてくれます。また、後でメールでもフライト情報を送ってもらますが、このコンファメーションコードは重要なので一応メモっておいたほうがいいと思います。
笑ったのが、向こうがコンファメーションコードで×××"コッパー" "コッパー”と私には聞き取れたので、Copper? Cはチャーリーだしなって思っていたのですが、後からメールのフライト情報確認すると、どうやらオペレータさんは"Papa"、”Papa"と言っていたようです。
ということで、英語のアルファベットの発音聞き取りは今更ながら重要だと認識しました。時すでに遅し!
結果
今回は運良く、経由地香港でのトランジットが長い便でしたが、キャセイ便(CX)でなんとか5人分の席が取れました。
ヤッター!
でも、今回やって分かったのが、アラスカ航空のキャセイ(CX)便で持っている席がブリティッシュエアウェイズ、JALと違って少なくて(BAとJALは一致していました。)、席を確保するのがかなり大変だと分かりました。途中の時点ではほぼあきらめていました。
やっぱり、アラスカ航空のマイルはJAL便のビジネスで使うのが一番取りやすくいいかなと思った次第。
しかし、虎穴に入らずんば虎児を得ず!
お得なのが好きな人はトライしてみてみては。
アラスカ航空のマイルは制限なく購入できますしね。
私も次はCXのファーストでバンコックでも狙ってみるかー